築地で朝食 tsukiji edomae
Jan 11, 2015 20:57:39 GMT 9
Post by 管理人 on Jan 11, 2015 20:57:39 GMT 9
築地場内市場(正式名称: 東京都中央卸売市場 築地市場)が豊洲へ移転する前に、
築地で食事をしたい、という方も多いでしょうから、場内と場外の飲食店を紹介します。
といっても、いつも朝8時半には築地を後にしていたので、
早くから営業しているお店(=仕入れに来るプロの料理人も食べに行く飲食店)だけになりますが。
私は、中小零細の会社やお店の名称は、迷惑になるといけないので掲載しないことにしているのですが、
築地の飲食店の情報は、既にテレビ・雑誌・インターネット等であふれていますので、私も掲載させていただきます。
私は、築地へ仕入れに行くたびに、朝食を2食(笑)食べていました。
まず、築地に着いてから1食目、仕入れが終わり荷物を車に積み終えてから2食目。
大食いということもありますが、場内では行きつけの仲卸し以外の魚介類も、歩きまくってチェックしていましたので、
かなり体力を使ったのです。
場内と場外の、早朝から営業しているほとんどのお店(海鮮丼以外)で食事をしましたが、
築地で、食材の原価率が高いお店は、競争の激しいすし店と海鮮丼のお店に多いと思います。
(海鮮丼は食べたいと思わなかったので、食べませんでしたが。)
ですから、すし ・ 海鮮丼の美味しいお店で食べれば、味も値段も納得、ということになると思います。
ただし、お店選びはくれぐれも慎重に。
いずれにしても、築地場内市場 ・ 場外市場では、名店とか絶品とか、そういうことは期待せず、
庶民的な価格帯の美味しさを気軽に楽しんでいただきたいと思います。
なお、休市日(市場が休みの日)は、主な飲食店もお休みですので、お気をつけください。
休市日は、こちら↓ に掲載されているカレンダーでご確認ください。
www.tsukiji-market.or.jp/
1.すし店
勉強のためと思い、早朝から営業している全てのすし店で食べましたが、がっかりすることが多かったです。 T_T
私の基準に該当する名店はありませんが、値段の割に良い魚介類を使っていて、ちゃんとしている店として、
次の2つの超有名大行列人気店を挙げます。
◆大和寿司(だいわずし) ≪場内≫
おまかせ(「おまかせにぎり」)を食べてください。
上質のマグロのトロが、握り2カンと巻物に使われています。
(トロの巻物1本が六つ切りで出されていましたが、現在は異なるようです。)
行列がすごいので、平日(休市日を除く月~金)の朝がオススメです。
店の広さは、寿司大の2倍ほど(隣り合う2店舗で営業)になります。
◆寿司大(すしだい) ≪場内≫
こちらも、おまかせ(「店長おまかせ寿司セット」)を食べてください。
上質のマグロのトロ1カンと、珍しいネタ(タネ)や仕事をしたネタも出てきて、
最後に好きなネタを無料で1カン追加できます。
トロを追加すると、お得です。
こちらも行列がすごいので、平日(休市日を除く月~金)の朝がオススメです。
私が築地通いをしていた頃は、常に大和寿司の人気が寿司大のそれを上回っていましたが、
ネット上の情報を見る限りでは、現在は逆転しているようです。
2.魚料理
◆高はし ≪場内≫
人気店です。
自分で質の良い魚介類を選び、それをシンプルな調理法で美味しく料理(和風に)することができない、という方にオススメです。
看板料理の「あんこう煮」を食べてください。
水 ・ 昆布 ・ 多めの日本酒 ・ 醤油でつくった煮汁に肝を溶いて、臭みをとった7つ道具と木綿豆腐を入れて煮た、
という感じのシンプルな料理です。
あんこうの旬は冬なので、冬に食べることをオススメしますが、
10月~3月くらいは、基本的にはメニューに入れていると思います。
(使える質と値段のアンコウの入荷がなければ、無しということになるでしょう。)
あなごを甘さ控えめに炊いて、ワサビをのせた「あなご丼」も有名で、こちらは通年食べることが出来ます。
他に、煮魚 ・ 焼き魚 ・ 刺身を食べたければ、
「今日、特別にオススメのものはありますか?」
と聞いてみてください。
良いものを仕入れていれば、自信を持ってすすめてくれるでしょう。
3.洋食
◆豊(とよ)ちゃん ≪場内≫
人気店です。
洋食ではありませんが、カツ丼の具とご飯を別々にした
一番の人気メニュー「あたまライス」(「あたま」で通じます。)を食べてください。
カツの衣がガツっとしているのが大きな特徴です。
肉の脂多めがよければ「アルアタマ」、
脂少なめがよければ「ナイアタマ」と注文してください。
今は知りませんが、私が築地に通っていた当時は、雨の日は味噌汁が無料だったので、雨の日はよく豊ちゃんに行きました。
4.ラーメン
ラーメンを食べるなら、次の2軒で。
ほとんどのラーメン店と同じく、共に化学調味料への依存度が高いラーメンですが…
◆井上 ≪場外≫
超有名人気店です。
「中華そば」(メニューはこれだけ)を食べてください。
東京風の醤油ラーメンで、スープには豚骨とカツオ節が使われています。
スープは、塩分をとても薄くしているので、普通の店と同じくらいの濃さで食べたければ、「濃いめ」、と注文してください。
また、化学調味料を入れて欲しくなければ、「粉(こな)なし」、と注文してください。
チャーシュー(煮豚)がたくさん入っているのですが、スープをとるのに使っているようで、あまり味がありません。
スープが薄味だから、それで良いと考えてのことなのかもしれません。
◆若葉 ≪場外≫
「中華そば」、又は「チャーシュー麺」を食べてください。
ちなみに、中華そばでも、チャーシュー(煮豚)は多めです。
チャーシュー(煮豚)には、ちゃんと味があります。
スープの味は、井上と似ています。
麺はとても細いです。「めん固め」、と注文すれば、食べ終わるまで麺がのびないと思います。
井上と同じく薄味で、「濃いめ」、と注文すれば普通の濃さで、
「粉(こな)なし」、と注文すれば化学調味料なしで食べることができます。
5.その他
◆きつねや ≪場外≫
人気店です。
つぎ足しつぎ足し作られた煮汁で牛ホルモンを煮た、甘いミソ味(八丁味噌ベース)の「ホルモン煮」が特に有名で、
早朝、築地で仕事を終えた人達が、ビールのつまみにしていた姿が思い出されます。
一般人には、それをご飯にかけた「ホルモン丼」が人気です。
個人的には、味付けはシンプルながら、やはりつぎ足しつぎ足し作られた煮汁で煮た
「牛丼」か「肉豆腐定食」を食べながら、「ホルモン煮」をつまむ、というのが良いと思います。
塩分 ・ 糖分過多にはなりますが。
◆天房(てんふさ) ≪場内≫
香りのあるゴマ油を使って揚げる、江戸前天ぷらのお店です。
江戸前天ぷらが恋しい方はぜひ。
私は、子供の頃から、父と東京湾で釣ったハゼなどの魚を、江戸前天ぷらにして食べるのが大好きだったのですが、
両親が老いてからは、二人の健康のために、家で天ぷらを食べるのは年1回、
私が東京湾の活けのハゼを仕入れた時だけにしていました。
私が働いていた料理店でも、自分たちが食べるマカナイ用でさえ、江戸前天ぷらを作ることはありませんでした。
(揚げものは作っていましたが、使う油が異なっていました。)
また、江戸前天ぷらの店が身近な場所になかったこともあり、妻や子供達・友人らと外食で食べる機会もありませんでした。
一人で食べに行くのは、江戸前のすしの名店がほとんどでしたし。
大好きだけど、めったに食べることができない、という期間が長かったのです。
そんな中、築地で天房さんを見つけたので、よく食べに行きました。
天ぷらの高級店のように、目の前で揚げてもらえるお店ではなく、いかにも庶民的な市場の食堂という感じです。
いつでも、芝えびの天ぷらが食べられることと、ごはんのおかわりが無料だったことが、特に気に入っていた点です。
「天ぷら定食」と、単品でハゼ ・ ギンポ等その時々の旬のもの、そして芝えびを注文し、
芝えびだけは、天丼用のタレ(私にとっては甘すぎるのですが)にくぐらせるようリクエストして食べていました。
天丼なら、「芝えびと穴子の天丼」がオススメです。
◆福せん ≪場内≫
いくつかのお店で食べて、次はどこで何を食べようか、と迷ったらぜひ。
ウナギのお店ですが、ここでウナギを食べたことはありません。
私が食べていたのは、単品の「焼き鳥丼」で、
ごはんの上に、錦糸卵と海苔が散らしてあって、その上に焼き鳥がのっていました。
タレの味が良く、鶏肉も比較的質の良いものが使われていて、気に入ったので時々食べていました。
今はセットメニューが色々とあって、値段も安く提供されているようですが、鶏肉の質が落ちていないことを祈ります。
【 参考 】
こちらも参考にしてください。↓
◆場内 www.tsukijigourmet.or.jp/list.htm
◆場外 www.tsukiji.or.jp/search/shoplist/
築地で食事をしたい、という方も多いでしょうから、場内と場外の飲食店を紹介します。
といっても、いつも朝8時半には築地を後にしていたので、
早くから営業しているお店(=仕入れに来るプロの料理人も食べに行く飲食店)だけになりますが。
私は、中小零細の会社やお店の名称は、迷惑になるといけないので掲載しないことにしているのですが、
築地の飲食店の情報は、既にテレビ・雑誌・インターネット等であふれていますので、私も掲載させていただきます。
私は、築地へ仕入れに行くたびに、朝食を2食(笑)食べていました。
まず、築地に着いてから1食目、仕入れが終わり荷物を車に積み終えてから2食目。
大食いということもありますが、場内では行きつけの仲卸し以外の魚介類も、歩きまくってチェックしていましたので、
かなり体力を使ったのです。
場内と場外の、早朝から営業しているほとんどのお店(海鮮丼以外)で食事をしましたが、
築地で、食材の原価率が高いお店は、競争の激しいすし店と海鮮丼のお店に多いと思います。
(海鮮丼は食べたいと思わなかったので、食べませんでしたが。)
ですから、すし ・ 海鮮丼の美味しいお店で食べれば、味も値段も納得、ということになると思います。
ただし、お店選びはくれぐれも慎重に。
いずれにしても、築地場内市場 ・ 場外市場では、名店とか絶品とか、そういうことは期待せず、
庶民的な価格帯の美味しさを気軽に楽しんでいただきたいと思います。
なお、休市日(市場が休みの日)は、主な飲食店もお休みですので、お気をつけください。
休市日は、こちら↓ に掲載されているカレンダーでご確認ください。
www.tsukiji-market.or.jp/
1.すし店
勉強のためと思い、早朝から営業している全てのすし店で食べましたが、がっかりすることが多かったです。 T_T
私の基準に該当する名店はありませんが、値段の割に良い魚介類を使っていて、ちゃんとしている店として、
次の2つの超有名大行列人気店を挙げます。
◆大和寿司(だいわずし) ≪場内≫
おまかせ(「おまかせにぎり」)を食べてください。
上質のマグロのトロが、握り2カンと巻物に使われています。
(トロの巻物1本が六つ切りで出されていましたが、現在は異なるようです。)
行列がすごいので、平日(休市日を除く月~金)の朝がオススメです。
店の広さは、寿司大の2倍ほど(隣り合う2店舗で営業)になります。
◆寿司大(すしだい) ≪場内≫
こちらも、おまかせ(「店長おまかせ寿司セット」)を食べてください。
上質のマグロのトロ1カンと、珍しいネタ(タネ)や仕事をしたネタも出てきて、
最後に好きなネタを無料で1カン追加できます。
トロを追加すると、お得です。
こちらも行列がすごいので、平日(休市日を除く月~金)の朝がオススメです。
私が築地通いをしていた頃は、常に大和寿司の人気が寿司大のそれを上回っていましたが、
ネット上の情報を見る限りでは、現在は逆転しているようです。
2.魚料理
◆高はし ≪場内≫
人気店です。
自分で質の良い魚介類を選び、それをシンプルな調理法で美味しく料理(和風に)することができない、という方にオススメです。
看板料理の「あんこう煮」を食べてください。
水 ・ 昆布 ・ 多めの日本酒 ・ 醤油でつくった煮汁に肝を溶いて、臭みをとった7つ道具と木綿豆腐を入れて煮た、
という感じのシンプルな料理です。
あんこうの旬は冬なので、冬に食べることをオススメしますが、
10月~3月くらいは、基本的にはメニューに入れていると思います。
(使える質と値段のアンコウの入荷がなければ、無しということになるでしょう。)
あなごを甘さ控えめに炊いて、ワサビをのせた「あなご丼」も有名で、こちらは通年食べることが出来ます。
他に、煮魚 ・ 焼き魚 ・ 刺身を食べたければ、
「今日、特別にオススメのものはありますか?」
と聞いてみてください。
良いものを仕入れていれば、自信を持ってすすめてくれるでしょう。
3.洋食
◆豊(とよ)ちゃん ≪場内≫
人気店です。
洋食ではありませんが、カツ丼の具とご飯を別々にした
一番の人気メニュー「あたまライス」(「あたま」で通じます。)を食べてください。
カツの衣がガツっとしているのが大きな特徴です。
肉の脂多めがよければ「アルアタマ」、
脂少なめがよければ「ナイアタマ」と注文してください。
今は知りませんが、私が築地に通っていた当時は、雨の日は味噌汁が無料だったので、雨の日はよく豊ちゃんに行きました。
4.ラーメン
ラーメンを食べるなら、次の2軒で。
ほとんどのラーメン店と同じく、共に化学調味料への依存度が高いラーメンですが…
◆井上 ≪場外≫
超有名人気店です。
「中華そば」(メニューはこれだけ)を食べてください。
東京風の醤油ラーメンで、スープには豚骨とカツオ節が使われています。
スープは、塩分をとても薄くしているので、普通の店と同じくらいの濃さで食べたければ、「濃いめ」、と注文してください。
また、化学調味料を入れて欲しくなければ、「粉(こな)なし」、と注文してください。
チャーシュー(煮豚)がたくさん入っているのですが、スープをとるのに使っているようで、あまり味がありません。
スープが薄味だから、それで良いと考えてのことなのかもしれません。
◆若葉 ≪場外≫
「中華そば」、又は「チャーシュー麺」を食べてください。
ちなみに、中華そばでも、チャーシュー(煮豚)は多めです。
チャーシュー(煮豚)には、ちゃんと味があります。
スープの味は、井上と似ています。
麺はとても細いです。「めん固め」、と注文すれば、食べ終わるまで麺がのびないと思います。
井上と同じく薄味で、「濃いめ」、と注文すれば普通の濃さで、
「粉(こな)なし」、と注文すれば化学調味料なしで食べることができます。
5.その他
◆きつねや ≪場外≫
人気店です。
つぎ足しつぎ足し作られた煮汁で牛ホルモンを煮た、甘いミソ味(八丁味噌ベース)の「ホルモン煮」が特に有名で、
早朝、築地で仕事を終えた人達が、ビールのつまみにしていた姿が思い出されます。
一般人には、それをご飯にかけた「ホルモン丼」が人気です。
個人的には、味付けはシンプルながら、やはりつぎ足しつぎ足し作られた煮汁で煮た
「牛丼」か「肉豆腐定食」を食べながら、「ホルモン煮」をつまむ、というのが良いと思います。
塩分 ・ 糖分過多にはなりますが。
◆天房(てんふさ) ≪場内≫
香りのあるゴマ油を使って揚げる、江戸前天ぷらのお店です。
江戸前天ぷらが恋しい方はぜひ。
私は、子供の頃から、父と東京湾で釣ったハゼなどの魚を、江戸前天ぷらにして食べるのが大好きだったのですが、
両親が老いてからは、二人の健康のために、家で天ぷらを食べるのは年1回、
私が東京湾の活けのハゼを仕入れた時だけにしていました。
私が働いていた料理店でも、自分たちが食べるマカナイ用でさえ、江戸前天ぷらを作ることはありませんでした。
(揚げものは作っていましたが、使う油が異なっていました。)
また、江戸前天ぷらの店が身近な場所になかったこともあり、妻や子供達・友人らと外食で食べる機会もありませんでした。
一人で食べに行くのは、江戸前のすしの名店がほとんどでしたし。
大好きだけど、めったに食べることができない、という期間が長かったのです。
そんな中、築地で天房さんを見つけたので、よく食べに行きました。
天ぷらの高級店のように、目の前で揚げてもらえるお店ではなく、いかにも庶民的な市場の食堂という感じです。
いつでも、芝えびの天ぷらが食べられることと、ごはんのおかわりが無料だったことが、特に気に入っていた点です。
「天ぷら定食」と、単品でハゼ ・ ギンポ等その時々の旬のもの、そして芝えびを注文し、
芝えびだけは、天丼用のタレ(私にとっては甘すぎるのですが)にくぐらせるようリクエストして食べていました。
天丼なら、「芝えびと穴子の天丼」がオススメです。
◆福せん ≪場内≫
いくつかのお店で食べて、次はどこで何を食べようか、と迷ったらぜひ。
ウナギのお店ですが、ここでウナギを食べたことはありません。
私が食べていたのは、単品の「焼き鳥丼」で、
ごはんの上に、錦糸卵と海苔が散らしてあって、その上に焼き鳥がのっていました。
タレの味が良く、鶏肉も比較的質の良いものが使われていて、気に入ったので時々食べていました。
今はセットメニューが色々とあって、値段も安く提供されているようですが、鶏肉の質が落ちていないことを祈ります。
【 参考 】
こちらも参考にしてください。↓
◆場内 www.tsukijigourmet.or.jp/list.htm
◆場外 www.tsukiji.or.jp/search/shoplist/